女子クリケットの歴史的な一戦となる初開催の「ICC女子チャンピオンズトロフィー」が、来年早々にインドで行われます。6つの強豪国がT20Iで激突する大会です。
出場するのは、オーストラリア、イングランド、インド、ニュージーランド、南アフリカ、スリランカの6チームです。各チームには経験豊富な選手と若い才能が揃っており、大会を盛り上げる活躍が期待されます。
ICCのサンジョグ・グプタCEOは、初開催となる女子チャンピオンズトロフィーを見据えており、女子クリケットの新たな章が始まろうとしています。
オーストラリア:フィービー・リッチフィールド
臆することなく初球から相手の投球陣に挑むフィービー・リッチフィールドは、オーストラリアの次世代を担う攻撃的な打者です。360度のストロークと大胆な姿勢で、インドの surface のような亜大陸のピッチでも即座に脅威となる存在です。
今年開催されたICC女子ワールドカップ2025(インド・スリランカ開催)では、7試合で304得点を挙げ、平均50.67、ストライク・レート112.17を記録しました。
T20Iでは39試合で687得点を積み上げ、ストライク・レートは約137.95です。今年開催された女子T20ワールドカップでは、4イニングで126得点、ストライク・レート141.57をマークしました。
インド:シャフali・ヴァルマ
T20I122試合のキャリアを持つ、インドの攻撃的なオープナーシャファリ・ヴァルマです。キャリア全体のストライク・レートは140を超えており、素早く得点を重ねる能力を持っています。序盤から速いペースで攻めるため、相手は早い段階から守備的な戦術を取らざるを得なくなります。
打者としてだけでなく、投手としても貴重な存在です。T20Iでは22ウィケットを奪っており、平均は21.36、エコノミーは6です。
今年の女子T20ワールドカップでは、179得点を挙げるとともに、5ウィケットを獲得しました。
イングランド:ローレン・ベル
鋭いバウンドと早い段階でのインスイングを引き出す力を持つローレン・ベルは、イングランドの新球を担う主力の武器です。
インドの遅いピッチでは、打者がボールの弾みを予想しにくいため、ベルのようにウィケットから余分な動きを引き出せる投手は特に役立ちます。リズムと身長を生かし、序盤のパワープレーでの突破口を開く頼れる存在です。
タイトで攻撃的なラインを序盤から維持し、シームを効かせて打者に後ろ足での守備を強いります。
T20Iでは67ウィケットを奪っており、平均は18.86という驚異的な数字です。今年の女子T20ワールドカップでは、イングランドのために7ウィケットを獲得しました。
ニュージーランド:ジョージア・プリマー
急速に成長し、ニュージーランドで最も注目される上位打者の一人となったのがジョージア・プリマーです。
攻撃的な打撃で知られ、イニングの頭からパワープレーで好スタートを切らせる存在です。外野まで球を運ぶ力と、速球派の投手にも臆せず立ち向かう姿勢は、チームにとって欠かせない資産です。
T20Iでは57試合で772得点を記録し、ストライク・レートは104.6です。中でも印象的なのは2024年の女子T20ワールドカップで、大会の得点ランキングで同4位タイに入ったことです。この大会では、ニュージーランドの快進撃を支えました。
南アフリカ:ナディーン・デ・クラーク
中盤から終盤の投球を締めつけるシーム・オールラウンダーであり、下位打線では激しいフィニッシャーとして貴重な得点を重ねるナディーン・デ・クラークです。
T20Iでは64ウィケットを奪い、エコノミーは7.7です。打撃では852得点を挙げ、ストライク・レートは105.44です。
プレッシャーの中でも冷静さを失わず、接戦の追走を南アフリカに有利に導きます。終盤には決定的なバウンダリーを打つ技術も持っています。守備でも存在感があり、重要な場面で好捕を決め、失点を防ぎます。
スリランカ:ハルシタ・サマラウィクラマ
確かな技術とスイープショットでイニングを安定させる、スリランカの頼れる上位打者ハルシタ・サマラウィクラマです。
T20Iでは99試合で1,977得点を記録し、ストライク・レートは101.8です。上位打者として成長を続け、中盤の質の高いスピン攻撃に対しても、安定した打順の回転を生み出しています。
フィールド配置を巧みに操り、プレッシャーの中でも落ち着いたイニングを組み立てます。そのため、スリランカの得点の土台を一貫して築いています。